桜色舞う古都~哲学の道~

桜色舞う古都~哲学の道~

久しぶりの京都。最終日の三日目は銀閣寺から哲学の道を経て南禅寺へ。土曜日ということで混雑を予想し早めのスタート。

案の定、バス停に到着した銀閣寺方面行きは満員で乗れず見送り。幸い2本目にはなんとか乗車できました。同じバス停で待っていた地元の人の話では、本日あちこちでお祭りやイベントがあるとのこと。

さて、銀閣寺はさほどの混雑もなく拝観。昨日の金閣寺や龍安寺もそうですが、どちらかというと春よりも秋が似合うスポットなのでしょう。きっと紅葉の頃のほうが訪れる人が多いのかと。

次はいよいよ「哲学の道」です。沿道に咲く300本の桜は圧巻!桜、桜、また桜。延々と続く満開の桜に見とれながら歩いていたら、いつの間にか南禅寺に着いていました。

哲学の道―日本屈指の散歩道―銀閣寺と南禅寺(正確には、若王子神社)の間を結ぶ、約2kmに渡る散歩道。20世紀初期の哲学者である京都大学教授 西田幾太郎(きたろう)が、毎朝この道を歩いて思想に耽っていたことにちなんで名付けられた。脇を流れる運河は、日本最大の湖である琵琶湖から引かれた疎水である。付近を流れる白川は標高に従って北から南へ向かって流れる一方で、人工的に作られた疎水は南から北へ流れている。桜の名所としても有名であり、道沿いには日本画家 橋本関雪によって寄贈された関雪桜が並んでいる。

京都観光Naviより

南禅寺を拝観してから、近くにある蹴上インクラインへ。こちらは線路沿いに植えられた90本の桜が満開です。時刻も11時を過ぎていましたので人出がすごかった。

蹴上インクライン-全長582mの世界最長の傾斜鉄道跡で、高低差約36メートルの琵琶湖疏水の急斜面で、船を運航するために敷設された傾斜鉄道の跡地です。

KYOTO Dsignより

私の50余年の人生において、これほど桜に囲まれた時間はありません。桜色に染まる春の空気を胸いっぱい吸い込んで、私たちは京都を後にしました。

撮影:神木各人@南禅寺