『こどもの詩』(読売新聞)に載っていた中嶋蒼太くん(小学校6年生@広島県)の作品が目を引いた。タイトルは「校長先生の仕事」―――
校長先生は授業してないし
みんなより先に給食食べて
「給食おいしかったよ―」
っていいながら
教室めぐっとるから
校長先生の仕事は
毒味やと思う
見事に本質をとらえているので驚いた。子供の心というのは純粋で曇りがなく、物事をありのまま五感をフル稼働させて全身で受け止めるようなところがあるのだと思う。
組織の「長」とは、傍には楽(ラク)してそうに見えて、実は命に関わる重責を担う者。