坐骨神経痛と診断されてからひと月が経ちました。「神経痛になる歳」でも書きましたように、痛みの兆候は7月頃からありましたので、お付き合いはかれこれ3ヶ月以上になります。
この間、2回のリハビリ通院に加え、湿布の貼付、ストレッチや入浴など地味な対応を継続。また、同じ姿勢をキープせず身体を動かしていたほうが痛みが和らぐので、パソコンでの作業は基本的に立って行っています。
このところ実家の母の不穏が止まず、特に夕方から夜にかけては見守りが必要なことから、時にはパソコンを実家に持ち込んで、母の介護をしながら仕事をするような状況。
幸い、小さな子供の見守りと違って「目が離せない」ということはないのですが、同じ質問を何度も何度もされ、それに対していちいち応答しなければならないのが結構たいへんです。それに、実家では「立って行う」環境にないので神経痛にはよくありません。
それでもなんとか少しずつ回復の兆しが感じられるようになってきました。起床時の痛みはやわらぎつつありますし、靴下も姿勢を工夫することで、前よりも短時間で履けるようになってきました。
ところで、先週、現在携わっているプロジェクトの関連でクライアントとの打ち合わせに出向いた時のこと。ミーティングを無事終えて仕事仲間と一緒に昼食をとったのですが、その席でたまたま病気の話に。
私が坐骨神経痛に悩まされているという話をしたところ、彼もかつて患ったとのこと。でも、今はすっかり消えたというので、どうやって治したのかと尋ねると「運動」と一言。
ジムで筋肉を鍛えるといった類の運動ではなく、インストラクターについてもらってストレッチメインで身体を動かすことを継続したところ、ウソみたいに消えたと。なるほど、やはり基本は身体を動かすことなのですね。
「治った」という体験談は、私を大いに勇気づけてくれます。もしかしたら、この痛みとは一生付き合わなければならないのかなぁと半ば諦めの境地にいたっていましたので…。
この3ヶ月振り返ってみると、湿布やリハビリの効果はもちろんあったのでしょうが、実は一番「効いているなぁ」と思うのは入浴です。長めの入浴で血行をよくすると翌朝が確かに楽なのです。それから同じ姿勢、特に座った姿勢での作業が少ない時も痛みが少ない。
やはり病を治すのは「薬」ではなく、「自分」なのだなぁとつくづく思います。薬はあくまでサポート。「地獄の沙汰も金次第」ではありませんが、「病の沙汰も自分次第」、つまり「病は気から」ということを「痛感」した次第です。