「子ども日本語教室」デビューを果たしたと書いた。担当する生徒は小学5年生のリュウくん。中国籍なので漢字が得意、とても勉強熱心で日本語への興味・関心も高い。
基本的に1対1のレッスン。生徒1名に対してボランティア1名がつき正味約40分。学校の宿題をサポートしたり、日本語テキストのドリルをしたりする。
レッスンの前後は雑談あり、カードゲームやすごろくなどで遊ぶ「お楽しみタイム」ありで、わいわいがやがや。さしずめ「多国籍学童クラブ」といった感じの楽しい雰囲気。
さて、リュウくんとは既に2回レッスンをした。簡単な日本語のコミュニケーションは支障なく、漢字の読み書きもできるので理解が早いから、こちらが慌ててしまうことも。
教科書の音読をやったときのこと。「信号が青になりました」という文章が出て来た。すかさずリュウくんから「アオ?ナゼ シンゴウアオイ?」。漢字が違うとのご指摘。
そこで私がホワイトボードに「緑」と書いたら「ソウデス。青マチガイ!」でも、日本では信号のミドリはアオと言うんだよと説明を試みるも、その理由が私にもわからない。青葉も青虫も青菜も、みんなホントは緑だ。