Go show

Go show

5月の小欄でNo showについて書いたが、今日は7中旬のツアーで起きたGo showの話。

  • No…予約リストにあるお客様が出発時刻までに受付に現れないこと
  • Go…予約リストに無いお客様が参加を希望して受付に現れること

出発を10分後に控えた朝7:30、黒人女性3名様のグループを受付。しかし、手元の予約リストには名前がない。驚いた彼女はスマホ画面を見せて「予約しているはずよ!」と食い下がる。

そこで、もう一度彼女と一緒にスマホ画面をゆっくりスクロールしながらよ~く見た。その結果、予約手続きが未了だと分かった。途中の段階で予約完了と勘違いしたのだろう。

本当にお気の毒だがお引き取り願うことに。予約をまかされたその女性は悲嘆に暮れる。残る2人も肩を落とす…と思いきや、そのうちの1人が「じゃぁせめて写真をとってちょうだい」と私にスマホを託し、本人はバスの前にたってポーズ。私は言われるがままにシャッターを切る。

すると今度は「ちょっと乗ってもいい?」と車内に乗り込み、一緒に参加するはずだったお客様を背景にもう一枚自撮り。ご本人は笑顔で至ってご満悦。この”気持ちの切替え”の速さは”お見事!”

まもなく3人は静かにその場を去り、バスは定刻通り出発した。