先日の添乗での失敗談。ツアーのお客様をバスドライバーの許可なく勝手に乗せて叱られてしまった。
朝7時25分、定刻通りバスが到着。ドアが開きドライバーが降りてくる。「おはようございます、ちょっとトイレに行ってきます」といって彼は消えた。そこで私は躊躇なくすぐにお客様を車内へ誘導した。
戻って来た彼は「私に確認してからお客さんを乗せてください。乗車前にやりたかったこともあったのに、これじゃ出来ない」と不機嫌だ。
そうか!あの時、私は「お客様を車内にご案内しても大丈夫ですか?」と一言確認するべきだったのだ。
彼の言うとおりだ。「バス」は彼の「城」であり、それだけのプライドを持って仕事をしているという証。私は心から謝罪した。
ところで、彼の言う「乗車前にやりたかったこと」とは何だったのか?たぶん、たいしたことじゃないと思うが、問題は「そこじゃない!」のだ。