私の本棚

お金の日本史 近現代編(井沢元彦 著)

母国の歴史についてあまりに不勉強だった私。学生時代も暗記の多い日本史、世界史には見向きもせず…。そのツケが海外駐在時代に回ってきた。 海外で暮らせば現地の人に…

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息が詰まるようなこの場所で(外山薫 著)

タワマンを舞台に、殺伐とした東京の日々を生きる人々の姿を描いた作品。湾岸のタワマンに住み、子供の中学受験に邁進する2組の夫婦それぞれの視点で計4つの物語が織り…

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どうする財源(中野剛志 著)

財政、つまり政府の会計について大変勉強になる一冊だった。資本主義経済の基本的なしくみを踏まえ、同社会における官(=財政)と民(=信用創造)の貨幣循環(=経済そ…

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ものがわかるということ(養老孟司 著)

本書は令和5年に出版された比較的新しいものだが、中身はこれまで養老先生が他の作品で語ってきた内容を「わかるとはどういうことなのか」という視点でまとめたという印…

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老害の人(内館牧子 著)

本著は内館さんの「高齢者小説4部作1」の最新版。初作の『終わった人』は小欄でも紹介させていただいた。 私はまだ「老害」という歳ではないという根拠のない自負から…

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三流シェフ(三國清三 著)

フレンチシェフである三國清三氏の自叙伝。「北海道の貧しい漁師の子」だった同氏が、フランスそして世界が認める一流シェフに登り詰める波乱万丈サクセスストーリーであ…

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教養としての世界史の読み方(本村凌二 著)

苦手な科目といえば世界史。ろくに勉強しないまま私は社会に出た。最初は研究職だったから問題なかった。 しかし、20代半ばで国際営業に転じ、海外の人々と仕事をする…

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老い方、死に方(養老孟司 著)

まもなく還暦を迎えようとしているためか、最近は「老い」をテーマにした本に自然と手が伸びる。本著もまさにそれ。養老先生と4人の知識人による対談集だ。 禅僧、生物…