お金の日本史 近現代編(井沢元彦 著)
母国の歴史についてあまりに不勉強だった私。学生時代も暗記の多い日本史、世界史には見向きもせず…。そのツケが海外駐在時代に回ってきた。 海外で暮らせば現地の人に…
ありふれた日常から考える
母国の歴史についてあまりに不勉強だった私。学生時代も暗記の多い日本史、世界史には見向きもせず…。そのツケが海外駐在時代に回ってきた。 海外で暮らせば現地の人に…
タワマンを舞台に、殺伐とした東京の日々を生きる人々の姿を描いた作品。湾岸のタワマンに住み、子供の中学受験に邁進する2組の夫婦それぞれの視点で計4つの物語が織り…
財政、つまり政府の会計について大変勉強になる一冊だった。資本主義経済の基本的なしくみを踏まえ、同社会における官(=財政)と民(=信用創造)の貨幣循環(=経済そ…
本書は令和5年に出版された比較的新しいものだが、中身はこれまで養老先生が他の作品で語ってきた内容を「わかるとはどういうことなのか」という視点でまとめたという印…
本著は内館さんの「高齢者小説4部作1」の最新版。初作の『終わった人』は小欄でも紹介させていただいた。 私はまだ「老害」という歳ではないという根拠のない自負から…
アメリカの社会哲学者であり港湾労働者でもあるエリック・ホッファー(1902~1983)の自伝。訳者は中本義彦氏。 社会の最底辺に留まることに拘り、独り学び、読…
フレンチシェフである三國清三氏の自叙伝。「北海道の貧しい漁師の子」だった同氏が、フランスそして世界が認める一流シェフに登り詰める波乱万丈サクセスストーリーであ…
苦手な科目といえば世界史。ろくに勉強しないまま私は社会に出た。最初は研究職だったから問題なかった。 しかし、20代半ばで国際営業に転じ、海外の人々と仕事をする…
先日の『人生案内』にあった30代前半の独身女性からの相談。「自分に何の価値があるのかわからないし、皆は何のため生きているのか?」という難しい問いかけだった。 …
まもなく還暦を迎えようとしているためか、最近は「老い」をテーマにした本に自然と手が伸びる。本著もまさにそれ。養老先生と4人の知識人による対談集だ。 禅僧、生物…