私の本棚

敗者の想像力(加藤典洋 著)

高校生のための現代思想エッセンス「ちくま評論選」—これは、娘が学校の授業で使っている教科書なのだが、とても面白いので時々借りて読ませてもらう。 プロローグを内…

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地面師たち(新庄耕 著)

本書は「積水ハウス地面師詐欺事件」をモチーフにした小説。昨年、Netflixでドラマ化&配信もされている。 あの積水ハウスが「地面師」に55億円超もの大金をだ…

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オスの本懐(和田秀樹・池田清彦 著)

著名な医師と生物学者という二人の「オジサン」が本音で語る対談集。覇気を失いつつあるニッポンの中高年男性諸氏へのエールのような本だ。 ネットに上げたら炎上しそう…

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日本の死角(現代ビジネス 編)

面白そうなので書店で手に取ったけれど、買って読もうとまでは思わず、図書館に予約を入れたら数百人待ち。そんな“話題の”新書がようやく予約から1年を経て順番が回っ…

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MMT現代貨幣理論入門(L・ランダル・レイ著)

『どうする財源』・『奇跡の経済教室』(中野剛志 著)を通じでMMTにハマった私は、『MMTとは何か』(島倉原 著)も読んだうえで、本丸である本著――“第一人者…

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MMTとは何か(島倉原 著)

私はどうやらMMT(現代貨幣理論)にハマったようだ。日本でいちはやくMMTを日本に紹介した中野剛志氏の2著作を読んで火がついた。本著はMMT関連の3作目。 も…

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奇跡の経済教室(中野剛志 著)

先般、小欄で紹介した『どうする財源』に感銘し、経済についてより深く学びたくなった私は、再び同じ中野氏による本著を手に取った。 【基礎知識編】【戦略編】【大論争…

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嫌われた監督(鈴木忠平 著)

「落合博満は中日をどう変えたのか」 2004年の監督就任から退任に至る8年間のドラマ。ドラゴンズの番記者を務めた著者による人物伝である。 落合と言えば思い出す…

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センスの哲学(千葉雅也 著)

白いカバーに1枚の抽象画をしつらえたオシャレな装丁の本書、手に取って開いた冒頭 さて、実は、この本は「センスが良くなる本です」 ならば読まない手はない。 芸術…