快晴のGWまっただなか。久しぶりに朝から図書館で原稿を書くことにした。人々は行楽地へでかけて図書館は混雑しないだろうと予測して。
午前9時すぎの図書館はすいていた。新緑の木々と本に囲まれ机に向かう。そんな至福のときが始まった。
しばらくすると、徐々に来館者が増え、机も埋まってくる。そしてついに、私の隣にも人が座った。
その人がカバンから本やパソコンを取り出し準備を始める。充電器のプラグを差し込む。それにしても長い。いつまでもガサガサ、カチャカチャと音が止まない。
横目でさりげなく様子を窺ってみた。やはり高齢者だった。男性、風貌からして70代か。
ようやく静まったと思いきや、今度はなんと咳払いの連発開始。12秒に1回のペースで「エッヘン」と来る。クセか、それとも病気なのか。
これではさすがに集中できない。さっさと荷物をまとめて席を立つ。ところが、狙った机の前にゆくと、椅子の上に「ここ取ってマス」と言わんばかりに荷物が置いてあるではないか。
ここも、そこも、空いていると思いきや、ことごとく取られている。やはりGWはどこもかしこも混んでいることを思い知らされた。