今年も間もなく読売新聞が「読者が選ぶ10大ニュース」を発表する。
今月初旬に新聞社が予め用意した国内、海外それぞれ50本ほどのニュースから、読者が各10本を選んで投票した結果の発表である。
私は今まで一度も投票したことはなかったのだが、今回はした。「自民党の裏金問題」に投票できるかどうか知りたかったからだ。早速投票サイトにアクセスしてみる。
案の定、このニュースは(締め切りに間に合わず)新聞社が用意した選択肢には含まれていなかった。ということは、投票できないのか?このニュースなくして今年の10大ニュースは語れないだろうに…。
改めてサイトをよく見ると、「その他」という選択肢を発見。そこにはニュースを自由に記入できるようになっている。そこで「自民党の裏金問題」と入力、残る9本はクリックして投票を完了した。
予め用意されたニュースを選ぶならクリックするだけ。裏金問題に投票したかったら文字を入力しなければならない。つまりこのビッグニュースは「選ばれにくい」状態にある。
裏金問題が選ばれるためには、「入力の手間」を厭わない読者が多数必要だが果たして結果はどうなるか。