昔は飲むな 今は飲め

昔は飲むな 今は飲め

「うだるような」程度では収まらない暑さが続く。テレビやラジオのニュースではキャスターが「命にかかわる」暑さ!と視聴者に繰り返し注意を呼び掛けている。

無理な外出は避けて下さい!室内でも適切にエアコンを使用して下さい!喉が渇いていなくても定期的に水を飲むようにしてください!

東京でも体温を越える暑さが続く。昼間、やむを得ず日の当たる道を歩いたら「命にかかわる」危険を体感した。

しかし、今から数十年前、私の学生時代は事情が随分違った。夏場の部活動、私はバレーボールをやっていたが、練習中に水はなかなか飲ませてもらえなかった。

ボーイスカウトでの登山中、自分の水筒を開けて水を飲もうとすると、リーダーから「勝手に飲むな」と檄が飛ぶ。

いずれも理由は「水を飲むとかえってバテる」からだと教えられた。それが今では「喉が渇いてなくても飲め」という時代になったのだ。

これまでよく熱中症にもならず、今日まで無事生きながらえて来たものだ。