N分のN乗方式

N分のN乗方式

税制の話は毎度わかりにくいですね。ついこの間まで騒いでいた「インボイス制度」の話が収まったと思ったら、今度は「N分のN乗方式」なるものが突如として現れました。

税といえばいつも思い起こすのが、苛政は虎よりも猛し(=苛政の人民への害は、虎の害よりはなはだしい〈大辞泉〉)ということわざ。

政治=税金・税制といっても過言ではないくらい、税は政治の根幹ですから、もう少し私たちにもわかりやすいものであってほしいと思います。

わかりやすいといえばフラットタックス制度という税制をご存知でしょうか。私は仕事でロシア市場を担当していた時代に、当国の歴史や政治を学ぶ過程で知った次第。

2001年、ロシアのプーチン大統領がフラットタックスを導入した結果、脱税が減り、地下経済も課税対象として把握されたことで税収が大幅に増えるという実績を残し、各国がフラットタックス導入を実施または検討している(ウイキペディア)

今や「苛政」の権化になってしまったプーチン大統領ではありますが、こうした実績を残した人物でもあります。しかし、その後当該制度の導入はあまり進んでいないようですが…。