すっかり流行らなくなった血液型談義。尤も今は出生児の血液型を調べて教えてくれることはなく、そもそも血液型を知らずとも困りませんので、名実ともに話にならないわけです。
私たちの世代は若かりし頃、盛んに血液型で人の性格や相性などを推し量るということを嬉々としてやっていました。
Aは真面目 Bはマイペース Oはおおらか ABは二面性 といった具合でかなり乱暴に類型化しては「さすがはA型のやりそうなことだ」とか「あいつはABだからしょうがないよ」とか…。
科学的根拠は無いと知りながらも、結構思い当たる節があることも多かった。あれは私がまだ20代半ばの駆け出し社員だった頃のことでした。
直属の上司がB型、その上の部長もB型、おまけに隣のシマの課長もB型、つまり「すぐ上」「上の上」「斜め上」の「トリプルB包囲網」に置かれたことがあります。
このとき確かに皆さん我が道を行くばかりで物事が決まらず…でした。もちろん、単なる偶然に過ぎないとは思いますが…。