漢字の書き順

漢字の書き順

最近はめっきり「手書き」の機会が減りました。こうなりますと、字がどんどん下手になってゆきます。

たまに役所で申請書などに手書きで氏名、住所を記入すると、あまりの醜さに絶句、特に漢字が…。その理由は明白で、漢字の書き順が間違っている場合が多いとのこと。

つまり、漢字を学ぶ上で(私が)最も軽視してきた「書き順」こそが、実はキレイに書くために最も重視すべきことだそうです。

それを実感したのは、凹と凸の正しい書き順を知ったとき。どうしても上手く書けなかったこの二文字が、正しい「書き順」で書いたらずいぶん綺麗に仕上がったからです。

それからしばらくは「書き順」を意識的に確認するようにしていました。それでも、何せ書くことがほとんどないので、ついついおざなりに…。

そんなある日のこと、そろそろ喪中はがきの宛名書きをやらなきゃと思いつつ、「そういえば“荻窪”の“荻”がいつも書きにくいなぁ」と思い至り、書き順を調べてみると…。

案の定、間違って覚えていました。自分は今の今までずいぶん独創的な順序で、「荻」の字をわざわざ醜く書いていたことが判明。

そこで、いざ正しい順序で書いてみましたところ… 凹凸の時と同様、自然と形が整うではありませんか!誰が決めたのかは存じませんが、「書き順」恐るべしです。