スタバのジェネリック

スタバのジェネリック

ご存知のようにロシアのウクライナ侵攻後、米国資本を中心に欧米のグローバル企業がロシア市場から続々撤退しました。

その後をロシア資本が引き継ぎ、マックやスタバなどはロシアバージョンに衣替えしてオープンしているとのこと。

ロシアから撤退した米スターバックスの資産を買収したロシア資本の「スターズ・コーヒー」の1号店が18日、モスクワ中心部にオープンした。店のロゴはスタバそっくり。カップに名前を書くなどサービスもスタバそのままだ。

2022年8月23日 朝日新聞デジタル

このニュースを見たとき思わず、ジェネリックという言葉が頭をよぎりました。特許期間が満了した同一薬効成分を使って、より安価に製造されたジェネリック薬品とそっくり。

今ロシアに行けばマックやスタバのジェネリックがあるというわけですが、果たしてサービス品質は大丈夫なのでしょうか?

そういえば、私がドイツに赴任したころ、化粧品ブランドのクリニークのロゴがCLINIQUEではなくLINIQUEだったのを思い出しました。

これはドイツ市場だけの話で、商標権だったか化粧品法規の問題だったかは忘れましたが、いずれにしても合理的な理由でCLINIQUEという表記が使えなかったのです。

ロゴの表記だけの問題でして、商品はLINIQUEの時代からずっと本物。数年後には無事解決しドイツでもCLINIQUEというサインが掲げられるようになりました。

「スターズ・コーヒー」が「スターバックス」に戻る日はくるのでしょうか…。