弘兼流 50代からの人生を楽しむ法(弘兼憲史 著)

弘兼流 50代からの人生を楽しむ法(弘兼憲史 著)

言わずと知れた「課長 島耕作」シリーズの作者である弘兼憲史氏が書いた指南本。人生の「前半」を会社に捧げた男たちに、「後半」の生き方について説いたものです。

たまたま書店で目に留まり購入しました。普段、こうした「ハウツーもの」はパラパラと立ち読みするか、図書館で借りるのですが、この本は手元に置いておきたくなった次第。

「余分な荷物」は捨てて身軽になり、「前半」つまり「過去」は「もういいじゃないか」と決め、未来に向かって楽しく自分の人生を生きよう!というアドバイスに共感しました。

これぞ、まさに自分が目指していたこと。そのことに対して弘兼氏からお墨付きをいただいたような気持になり、思わず財布の紐が緩んでしまいました。

こうした人生の指南書は星の数ほど出版されていますが、参考になる本には意外と巡り合いません。

でも、よく考えてみますと「参考になる」「ならない」は、本の良し悪しと言うよりも、自分の価値観に合う・合わない、で決まるのでしょう。

最後に裏表紙のキャッチコピーを紹介して筆を置きたいと思います。『会社でも家庭でもない、「わが人生」を始める本!』(三笠書房)