『ニュースで学ぶ現代英語』を聞いていたら「単数のthey」が出て来てちょっと興奮してしまった。実際に使われているのを見た(聞いた)のは初めてだったので。
「ジェンダー平等」の下、salesmanはsalespersonになりfiremanはfirefighterに変わった。今から見ればMissとMrs.がMs.に統合されたことなど、まだまだ序の口だった。
英語は単複の区別が厳しい言語だと認識していたが、それさえも凌駕する「ジェンダー平等」のパワーには驚くばかり。
The winner of the amateur grand prize will have their marmalade sold in a top store in London.
「この時点では最優秀賞の受賞者の性別が分からないので、性別や単数・複数を問わずに使うtheyの所有格theirを仮の代名詞として使っています。theyは複数形ですが、ここで指しているのは単数のwinnerです」(番組HPより)