歩行者天国

歩行者天国

歩行者天国といえば銀座。高級ブティックや百貨店の立ち並ぶ銀座通りを歩くのはやはり洒落ている。まるで上流階級の仲間入りをしたような気分にもなる。

しかし、実際問題、上流とは全く縁のないわが身にとって、銀ブラは楽しい反面やはり疲れる。無理して、気取って、背伸びして歩いているのだから当たり前のことだが。

先週GWに亀戸天神へ行ったときのこと。亀戸駅の北口を出たところから蔵前橋通りまでの大通りが歩行者天国だった。

十三間通り商店街というらしい。昔からこの地で商売をしている老舗の個人商店に交じって飲食のチェーン店や古着屋など、どれも庶民的で生活感丸出しの店舗が立ち並ぶ。

行き交う人々は皆「普段着」だ。人目を気にすることなく中年のオバサンがスケボーの練習をしているのには驚いた。自転車も多い。

イベントをやっているのかソーラン節の歌声が聞こえてきた。これが下町情緒というものなのか。ずいぶんと居心地がよかった。