ついついテレビ

ついついテレビ

年末年始はなんとなくテレビを見て過ごしてしまいます。年末の紅白歌合戦、そして年始の箱根駅伝。わが家のZ世代はYouTubeメインですが、X世代はテレビに偏りがちです。

テレビ局のスタッフもお休みされますから、人手のかからない再放送や総集編も目白押し。気になる番組を次々と録画予約するも見るほうが追いつかず、未視聴リストが急伸中。

さて、そんな中で私が毎年欠かさず見ている番組があります。それはTBSの「プロ野球戦力外通告」(今回は2022/12/27放映)

その年に戦力外通告を受けたプロ野球選手とその家族に密着し、再起をかけた合同トライアウトから、次の道へ進むための彼らの最終的な決断までの苦悩を描くドキュメントです。

一軍で華々しく活躍する選手たちの来シーズンに向けた契約更改のニュースで賑わうこの時期。こうした表舞台の裏では人知れず何人もの若者たちが夢破れ、挫折し、それでも家族に支えられ新たな人生の選択をし、次の一歩を踏み出す…。

そのストーリー展開は「水戸黄門」の如くワンパターンなのですが、彼らよりもずっとスケールの小さい夢に破れ、挫折し、それでも家族に支えられ、次の一歩を踏み出してきたわが身と重なり、心に響くものがあるのです。