プレゼン資料の作り方

プレゼン資料の作り方

パワポを使ったプレゼン資料の作り方を研修で叩き込まれたのは10年ほど前だったと思う。毎月1回1泊2日、週末返上の研修に1年ちかく参加させられたときのことだ。

製造販売から経営まで、ビジネスのフルコースをお腹いっぱい食べさせられたのだが、おかげでそれらは血となり肉となり、後々の自分を支えてくれた。

さて、その「作り方」だが、裏ワザやテクニックの話ではない。教わったのは「スライドより先に文章を作れ」ということ。

骨子をメモ書き程度にまとめたら、すぐにスライドを作り始めがちだが、それはNG。メモ程度では「骨」が脆弱。そこへスライドという「肉」をいくらつけても所詮貧弱なものにしかならない。

だからまずは、骨子をしっかり時間をかけて文章にまとめる。次に、その文章一段落につき1枚程度を目安にスライドを作る。

文章にすることで骨が強固になるわけで、その後の肉付けはスムーズだ。文章を常に参照しながらの作業ゆえ焦点もブレない。この文章さえできればスライドの出来映えなど些末な話。

あの時以来、私は文章を仕上げるまで、絶対にスライド作りを始めないようにしている。