続・やっぱり野球

続・やっぱり野球

私は普段、野球になぞらえた言い回しをよく使い、それはコミュニケーションツールとして大変重宝していると、昨日の投稿(「やっぱり野球」)で書きました。

そして偶然ですが、その話を裏打ちするかのような新聞広告を発見しました。AC JAPANが出稿した7月9日(土)付読売新聞朝刊の全面広告(写真)です。

モデルは若宮正子さん。ゲームアプリの製作をされたり、デジタル庁のお仕事をされたりと87歳というご高齢にもかかわらずITの世界で大活躍されている女性です。

キャッチコピーは「とにかく バッターボックスに立ってみる。バットを振ったら、当たるかもしれないじゃないですか。」英語訳も併記されています。

その横に小さい字で「自分の未来にフタをしないこと。何歳からでも人は変わることができるから。」とあります。これが本広告のメインメッセージですね。未来に希望を持てない人たちを元気づけようという意図でしょう。

さて、このキャッチコピーですが、野球を知っている人ならばスーッと入ってきます。でも、日本語にせよ英語にせよ、野球を知らない人には全く通じない可能性が高い。

つまり、この広告は、メッセージを受け取る相手は「野球というスポーツを知っている」という前提で作られているのです。野球を知らない人にはたぶん届かない…。

広告の良し悪しは一旦措くとして、やっぱり日本は「野球」なんだなぁとつくづく思いました。