常磐線で羽鳥に行ったときのこと(「現役感」2023-03-10参照)。日暮里から乗った電車は途中の土浦止まりなので、そこで乗り継ぎです。
「まもなく終点の土浦に到着します」という車内アナウンス。私は席を立ちドアの前へ。はからずも先頭になり、後に数名の乗客が続きます。
電車が停止し、「シュー」という空気が漏れるような音。さぁドアが開くぞ…と思いきや、なぜか開きません。
「あれ!?」と一瞬戸惑った次の瞬間、背後からスーツ姿の男性の腕が素早く延びてきて、ドアの横に設置された「あける」のボタンをプッシュ。「まってました!」と言わんばかりに扉は左右に勢いよく開きました。
私はボタンを押さないとドアが開かないことをすっかり失念していたわけです。「まったく…不慣れな乗客がいると迷惑だなぁ」と言われたわけではありませんが、皆さんホームに降り立って、足早に私を追い抜いて行きました。
ふだん「自動ドア」に甘やかされているかを痛感。そういえば、ドイツで初めてタクシーに乗ったとき、「手動ドア」だとは知らず、モタモタしてしまったことを思い出します。日本ではタクシーの「自動ドア」は当たり前ですから。