日光で「G7男女共同参画・女性活躍相会合」なる会議が今月25日に閉幕したという記事を読んだ。
こうした関係閣僚会合は広島サミット開催“前”だけと思いきや、“後”にもあれこれあると知る。最も遅いものでは「G7内務・安全担当大臣会合」が12月に水戸で行われるそうだ。
さて、話を女性活躍相会合に戻そう。面白かったのは「議長を務めた小倉女性活躍相を除く、各国と組織の代表9人全員が女性だった(2023.6.26読売新聞)」という事実。
つまり、女性問題の会合に日本だけ男が出てきたというわけだ。しかも、議長として。
記事にはスーツにネクタイ姿の小倉氏を中心に、左右横一列に各国女性閣僚が並ぶ「黒一点」の写真が添えられている。まるで風刺画。
この写真を見て思うのは「日本を除く6か国では、既に“女性活躍の問題”は“女性自身の問題”にまで次元が上がっているのだろう」ということ。
それが日本ではきっとまだ“男性の問題”なのだ。まずは男性の意識を変えるなどといった、三つも四つも次元の低い問題が未解決ということ。だから、ニッポンは男が出てくる。