先月、娘の通う中学の学校公開に行ってきました。今回はたまたま1限目の授業が見たくて行ったのですが、学校に来ていた保護者は私の他に僅か2名でした。
さて、今回に限らず、いつも拝見するたびに感心するのが、生徒たちの授業態度。皆、神妙に先生の話を聞いている。我々の頃は、教室がもっとずっとざわついていましたから。
それでも、やはり時間の経過とともに集中力が落ちてくるのは無理もない。後列の男子数人がソワソワ、前の生徒にちょっかいを出し始めました。
するとタイミングよく先生の話が一段落、ここからは自分で何やら作業をするコーナーに。先生も心得ていて、こうした段取りを計算済みなのかもしれません。
そんな教室の風景を見ながら、ふと、疑問が湧いてきました。そもそも授業1コマはなぜ50分もあるのだろうと。
人間の集中力が続くのはせいぜい15分程度。現に、社会に出ると「簡潔にまとめなさい」と言われます。会社の役員会での提案でも質疑を含め長くて一議題20分程度です。
ひとコマ20分の授業を5回聞いたほうが、50分の授業を2回聞くより、聞く方も話すほうも集中力が高まり、学力アップにもつながりそうです。