物価高に慣れてくる

物価高に慣れてくる

今秋は商品の値上げが相次ぎ物価高で大騒ぎでした。目に入ってくる値札の数字に「高くなったなぁ」と思わず財布の紐を締めてしまう。

しかし、あれからそれほど時間が経ったわけではないのに、早くも新価格に慣れてきたように感じます。

思い出すのは自販機の缶ジュースが100円から110~120円になったとき。たしか消費税導入の頃だったと思いますから30年ほど前のことでしょうか。

100円ならワンコイン。それが110円になるのは自販機の利便性という観点からもかなりの打撃だと懸念されました。

当時はスイカもパスモもないですから「ワンコイン」は重要なポイントです。100円玉に加えて10円玉を追加投入するので、「頭で」のみならず「身体で」も値上げを「実感」しますので。

しかし、今や自販機でもキャッシュレスの時代。現金を使いませんから、硬貨をフィジカルに財布から出し入れしていた頃とは比較にならないほど実感が薄い。

このことが、今回の物価高に早々に慣れてしまった原因のように思います。これはキャッシュレスのマイナス面?いやむしろ物価高の苦痛を和らげるのだからプラス面?

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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