「おばあちゃんの原宿」から足を伸ばし駒込の六義園へ。巣鴨駅から住宅街を抜けて徒歩15分程で到着。連休明けの平日ということで人出はまばら。入場料300円を支払う。
内庭大門をくぐるとすぐ正面にシダレザクラの大木が出迎えてくれる。11月ゆえ花はもちろん咲いていないが、それでも相当な迫力だ。「和歌の心息づく雅な大名庭園」と書かれたリーフレットには満開時の写真が載っていた。
池を巡る園路を歩いて行く先々で、和歌に詠まれた景色が楽しめるように造園された日本庭園。「ここで一首…」すらすらと歌が詠めたらいいのだが…。
六義園は造園当時から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられておりました。元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた駒込の地に、柳澤吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げました。六義園は吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園です。(東京都公園協会)